2008年02月22日 23時30分更新
ビジネスマインドで語るIT投資
ネットワークとセキュリティの一元管理による効率化
ミブコーポレーションは近年急成長を遂げる不動産会社だ。これまでグループとしてそれぞれ別会社で運営してきた賃貸、物件売買、開発などの事業を一元管理し、ワンストップで顧客に提供するという新スタイルで業績を伸ばしている。ITを利用した顧客本位のサービスを手がける同社の考え方をアスキー大島が訊いた。
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| 株式会社ミブコーポレーション代表取締役 三瓶輝夫氏。不動産業界において、新たなコンセプトを提案する同社のリーダー。 |
――ミブコーポレーションさんは不動産分野での新しいコンセプトで事業を展開されているとお聞きしました。
不動産業は賃貸業、売買業、仲介業、開発業など、それぞれが独立した事業として成り立っています。弊社ではこういった事業を一つのサービスとして運営しています。
――昨年10月に別々の運営会社を統合して現在のミブコーポレーションが設立されています。
きっかけは、お客様本位のサービスを提供したいと考えたからです。
たとえば、学生のときに賃貸で一人暮らしから始まり、やがて社会人になり結婚を機に住宅を購入。その後、家族が増え、より広い住宅へと買い換える。また、セカンドライフでリゾート物件を購入など、一生のうち不動産に関係するタイミングが何度かあるわけです。我々としては、その生涯を通じて長いおつきあいをさせていただきたいと考えています。
しかし、別々の事業として運営していたのでは名簿の管理や、担当の申し送りなど難しい側面が多いのです。そこで、1つの会社として運営することで、お客様にワンストップのサービスを提供できる体制を整えたかったのです。
――ビジネスも変わってきますね。
お客様の趣味や嗜好、ライフスタイルの変化にあわせて先取りした提案ができるような体制になっています。こうしたことは、もちろん今までも取り組んできたわけですが、個々の営業担当者の能力に依存する部分が多かったのです。しかし、生涯を通じてのおつきあいとなると、会社全体での組織的な対応が必要となります。
――新たな顧客データベースの構築も行っています。
例にとりますと弊社で物件を購入されたお客様は一万件以上にもなります。賃貸のお客様も含めると膨大な数になります。それだけ多くのお客様の嗜好やライフスタイルに合わせるということは、事業としては複雑です。事業部門ごとに管理していたデータを統合する必要が出てきました。
データベースを統合してわかったこともあるのです。たとえば、それまで物件の買い換えのタイミングはだいたい10年前後ぐらいだと思っていたのですが、調べてみると3年後に買い換えというお客様もいらっしゃいました。
――3年とは短いですね。
それぐらいお客様のライフスタイルが個々によって違うということなんですね。我々にもわかっていませんでした。これまでは、もしかしたらそういったお客様に対応できてなかったかもしれません。しかし今後はそういったものも把握できるようになります。
――データベースによってきめ細かなサービスが提供できるようになる。
担当者が変わって、うまく引き継ぎできないケースがこれまでも実際にありました。不動産というものは単に売買される商品ではなく、お客様の財産です。それぞれの事情にあわせて、きちんと対応しなければなりませんが、今後は、よりスピーディーに的確な対応ができるようになります。
協力:NTTコミュニケーションズ株式会社
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