2007年12月06日 09時00分更新
コンテンツをパワーアップ!Webサイト編集術
第5回
いちばんの教材は売れている雑誌(2)――最も重要なのは「本文」だ!
文● 朝日奈 ゆか/株式会社ユンブル 代表取締役
記事のすべての要素は、本文を読んでもらうためにある
前回(第4回)の最後に書いた
「この記事をつくりにあたり、我々が読者にいちばん見せたかった(読ませたかった)ところはどの部分だと思いますか。すべてはその部分を見せるために、他の要素は存在するのです」という「問題」に対して、数名の方からメールで解答と質問が届きました。ありがとうございました。
それには、「キャッチコピー」「商品の写真」「キャプション中の値段」という解答が多かったのですが、残念ながら正解者はいませんでした。
では、解答です。それは「本文」です! ここにあげた記事の例では、左ページにある2段の本文を読んでもらうために、他のすべての要素が存在しています。

前回、記事を構成する要素の「キャッチコピー」「リード」「写真」「キャプション」…などについて個々に解説しましたが、みなさんが自社のWebサイト上で商品紹介をする際には、どの要素にいちばん力を入れていましたか? キャッチコピーやメインの写真ではないでしょうか?
キャッチコピーや写真は、そのページの第一印象を決める大切な要素です。ヒトで言うと、カオやプロポーションにあたります。これらの「外見」は良いにこしたことはありません。でも、外見だけがよくてココロ、中身が薄いとわかったら他に目が移ってしまいますね。
はい、Webサイトも広告も記事も同様です。
キャッチコピーとメイン写真だけがよくても、読者の目はごまかせません。重要なのは、その商品の内容、情報です。つまり、商品の内容、情報を伝えている「本文」がいちばん重要な要素なのです。
写真週刊誌を思い浮かべてください。読後に印象に残るのは、スクープの写真でしょうか。否、「記事が面白い写真」です。好奇心をあおるキャッチコピーにも目が行きますが、それもぱっと読んでおしまい。記憶には残りません。写真に付随しているかのように見える本文こそがじつは主役であり、ページ全体のクオリティを決めているのです。
キャッチコピー、メイン写真、サブ写真、写真のキャプション、小見出し、イラスト、デザイン。これらの要素のすべては「本文」を読んでもらうために存在します。
第2回で、
”売れるWebサイト”をつくって読者のアクションは、どのようにして起こできるのか。どのような力が必要なのか。
それは、商品を紹介する文章の力によるのです。そう、文章力!
と述べましたが、その根拠は「本文が最も重要な要素」だからです。必然的に、本文をつくるための文章力こそが読者へアピールする最大の力となってくるわけです。
そして、それぞれの要素が全体としてのハーモニーを奏でる。それも、どれかが際立っているのではなく、本文を読んでもらうためにイメージを伝える写真、色合いを含めたデザインがバランスをとりながら組み合わさることで各要素の質が高まっていく……。
Webサイトを作るにあたっては、まずはこの編集の基本の考え方をしっかりと頭に入れておいてください。
著者プロフィール

| 名前 | 朝日奈 ゆか | info_email_01[アットマーク]yumble.com |
|---|---|---|
| ※著者に直接問い合わせをする際は、お名前、会社名、サイトURLなどを明記してください。 | ||
| 会社 | 株式会社ユンブル | |
| サイト | http://www.yumble.com/ | |
この連載の記事
- 最終回 問題は「おカネがない」ことなのか。
- 第42回 Webデザイナーへの依頼の方法(2)――まかせっきりにしない
- 第41回 Webデザイナーへの依頼の方法(1)――デザインコンセプトをしっかり伝えよう
- 第41回 Webデザイナーへの依頼の方法(1)――デザインコンセプトをしっかり伝えよう
- 第40回 カメラマンへの上手な撮影依頼の方法(2)――イメージの伝え方から写真を受け取るまで
- 第39回 カメラマンへの上手な撮影依頼の方法(1)――探し方、撮影料金の相場
- 第38回 イラストを入れてWebサイトの魅力をアップ!
- 第37回 ECショップのオフィスに朗報。A3カラー、コピー&FAX&スキャンの複合機4万円台を発見! ~...
- 第36回 売れるWebサイトにするには、更新、メンテナンスを!
- 第35回 注文フォームで去られないためのポイント(3)――電話で問い合わせができることを強調する
- この連載の一覧へ














